【豊見城市の歯医者】フッ素って危険なの??
2023/11/02
フッ素(正しくはフッ化物)は
虫歯に対する歯自体の抵抗力をあげ、虫歯になりにくくする効果があります
そのため、多くの歯科医院でもおすすめしていると思います
一方で、
「フッ素は塗らない方が良い」という意見を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません
「実際のところ、フッ素って良いの?悪いの?」と気にされてる方もいるかと思います
そもそも、フッ素ってどういうものかご存知ですか??
フッ素(F)とは、自然界に広く存在する物質であり、原子番号9の元素です。
自然界では土壌に最も多く含まれ、他にも海水など、さまざまなものに含まれます。
また、緑茶やウーロン茶、海産物、肉、野菜、果物など色々な飲食物にも含まれています。
このように、私たちが普段から口にするものに含まれている物なので、
「フッ素=危険」というわけではありません
元素のフッ素単体で見ると猛毒です
猛毒と聞くと、「え?それ使っても大丈夫なの?!」と気になりますよね
ですがフッ素は反応性が高く、ほとんどの単体元素を酸化してすぐに化合物(フッ化物)を作ります
そのため、毒であるフッ素単体の状態ではほとんど存在できません
つまり、フッ素単体は危険なものだとしても、すぐ反応して化合物となるため問題ないのです
また、実際に虫歯予防に使われている化合物(フッ化物)は、フッ化ナトリウムです。
この粉末自体は、薬事法で劇薬と分類されます。
ただ、これを溶解した、フッ素としての濃度が1%以下のものは、普通薬となります!
そのため、幼稚園や保育園、学校、お家などで一般の人が取り扱っても特に問題ありません!
(※ただし、溶液の作製・保管については要注意です。)
適量を適正に使用すれば効果があっても、
量や使用方法を間違えると体に悪影響を及ぼしてしまいます。
フッ素も同じで、過剰摂取をすれば悪影響が出ます。
正しい知識を得て、フッ素を利用するかどうかを考えていただけると良いかと思います。
もちろん色んな考え方がありますし、
「フッ素を絶対使うべき!」とまでは言えませんが、
これだけ有効性が高いとされている方法なので、使用量や使用方法を気をつけた上で、上手く利用していくと良いのではないかな…と考えています
今回はフッ素について、色々お話ししました!
少しでも参考になれば嬉しいです(^▽^)
長い文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました_(._.)_